ドローンを飛ばす前に確認すべき制約——対地150mの高度上限、人口集中地区(DID)上空、空港の制限表面、重要施設の周辺——は、複数の法令と複数のデータに分散していて、航路ごとの抵触判定が手作業になりがちです。本ツールは福岡市を舞台に、地図をクリックして航路を引くと、3Dで可視化しながら主要な規制を自動でチェックします。

ドローンの飛行計画では、航空法をはじめ複数の規制を同時に満たす必要があります。対地高度150mの上限は平地では分かりやすくても、山越えなど地形が変われば対地高度(AGL)も変わります。さらに人口集中地区(DID)の上空、福岡空港の制限表面(150m以下でも抵触し得る)、飛行経路上の人・物件からの30m離隔など、確認すべき項目が経路ごとに変わります。
加えて、小型無人機等飛行禁止法では重要施設(外国公館・防衛関係施設・原子力事業所など)の周辺おおむね300mが対象になります。これらは出典が異なる複数のデータに分かれており、航路を1本引くたびに、地図・法令・データを行き来して抵触の有無を判断するのは負担が大きい作業です。
本ツールはここに、公的データを重ねた地図上で、航路を引くそばから主要な制限を自動チェックできる入口を置きます。まず「どこが引っかかるか」を一目で掴むことを目的としています。
構想図ではありません。本番URL(drone-route.dx-fukuoka.com)でいま動く単一ページのツールです。地図をクリックして経由地を足すと航路ができ、緑=OK/赤=抵触で色分けされます。「再生」で機体が航路を移動し、2D/3Dを切り替えられます。チェックする主な項目は、対地150m超/DID上空/空港制限表面(高度依存)/30m離隔/地表・建物への接触/重要施設周辺300mなど。
このほか、地形と機体高度を比べる高度プロファイル図、淡色/写真オルソ/植生(NDVI)のレイヤー切替、Google Earth等向けのKML出力、検出した飛行をDIPS2.0の区分に整理する申請メモ出力を備えます。建物は Project PLATEAU 福岡市2024、DIDは国土数値情報、地形は国土地理院DEM など、いずれも公的データを使用しています。
但し書き:判定はデモ用の簡易版です。実際の飛行可否は DIPS2.0・航空局・警察等の公式情報で必ず確認してください。空港の標点・方位や重要施設の区域は概算で、緊急用務空域は固定円での再現です。対象エリアは福岡市中心部を中心としています。本ツールは法的助言ではありません。
本ツールは飛行計画を立てる前の当たりをつけるための可視化ツールであり、正式な飛行可否の判定や法的助言を行うものではありません。検出結果は公式手続きでの確認を前提とした参考情報です。
対地150m・DID・空港制限表面・30m離隔・接触・重要施設300mなどを地図上で自動判定。3D再生、高度プロファイル、KML/DIPS申請メモ出力に対応。APIキー不要のWebツール。
夜間・目視外・催し・危険物・投下といった飛行の個別審査や、福岡市中心部以外の精密な建物判定は現スコープ外。正式な区域・標点は公式の告示・区域図での校正が必要です。