たからもの探Q
— 収蔵庫の宝物を、写真で当てて集める九州国立博物館(太宰府)の収蔵品ギャラリー3,005点を、写真から 時代・素材・なまえ を当てて集める図鑑。名称・よみ・時代・素材・法量・出土地・解説文は、すべて ColBase(国立文化財機構所蔵品統合検索システム)の実データ。文章は生成しません——表示する日本語はすべて館の記録の原文で、クイズの正解は構造化フィールドから決定論で導きます。国宝4点・重要文化財398点を含む本物ばかり。

収蔵庫の宝物は、出会われないまま。
博物館の収蔵品の多くは、収蔵庫に滞留しています。資料台帳の電子化は進んでも、ウェブで目録を公開している館は16.4% どまり(日本博物館協会 令和6年度調査)。「デジタル化はしたが、外から探せる・子どもが自分から触れる状態には届いていない」というギャップが残ります。
一方で、公開に踏み出そうとすると次の壁が立ちます。子どもが読める入口がない/収蔵品の写真や解説の権利処理が重い/生成AIに解説を書かせると事実が保証できない。宝物はあるのに、子どもの「知りたい」と出会う導線が作れていません。
これは、実データで動く。
構想図ではありません。九州国立博物館の収蔵品ギャラリー3,005点(写真つき)を実際に収録し、いま動きます。写真だけを見て「いつのものか/何でできているか/なんという名前か」を当て、正解した資料が図鑑に貯まる。名称・よみ・時代・素材・法量・出土地・解説文はすべてColBaseの記録の原文。国宝「栄花物語」「太刀 銘来国光」から、福岡県で出土した銅戈・鏡まで、本物の資料で遊びながら学べます。
時代・素材・
なまえ
写真だけを手がかりに、4択(時代・素材)と自由入力(なまえ)で推理。答え合わせで館の解説が読める。
正解が図鑑に
入る
当てた資料が図鑑に貯まる。分類・時代・「福岡ゆかり」「国宝・重要文化財」で絞って眺められる。
文章を
生成しない
表示は全て館の原文。正解は構造化フィールドから決定論で導出。分からないものは出題しない。
実装した機能。
「AIっぽく見せる」より、子どもに見せる一文字まで出典の裏が取れることを優先。生成AIは使わず、館の記録から必要な項目を取り出して見せる関所型の設計です。
写真から
3種の推理
時代あて・素材あて・なまえあての3モード。おまかせは3種が順に出る。写真と選択肢が1画面に収まる。
決定論の
答え合わせ
正解は館の記録の「時代」「材質」フィールドから導出。乱数でもLLMでもなく、同じ資料に同じ答え。
分からないものは
出題しない
時代が複数にまたがる資料・海外の資料は時代あてから除外。長い銘文の名称はなまえあてから除外。
集めて
絞り込む
分類・時代・名前検索に加え、「福岡ゆかり」「国宝・重要文化財」で絞れる。詳細は原典ページへ。
出典に
必ず戻れる
各資料からColBaseの個別ページへ直リンク。画面に出る件数はすべて実データから自動集計。
外部通信
ゼロ
画像もデータも同梱し実行時の外部送信はゼロ。集めた記録は端末のブラウザにのみ保存。
子どもから見た4ステップ。
「AIが答えを作る」のではなく、本物の資料に、遊びながら出会うところまでを一続きにした導線です。
写真を見る
収蔵品の写真が1枚出る。名前も時代も、まだ伏せられている。→ だからまず自分の目で見る。
いつ・何・なにか当てる
時代・素材は4択、名前は自由入力で予想する。→ だから受け身でなく自分で考える。
館の解説で答え合わせ
正解と、館が書いた解説・スペックが開く。生成文ではなく原文。→ だから本物の知識に触れる。
図鑑に集まる
当てた資料が自分の図鑑に貯まり、また来たくなる。→ だから収蔵庫の宝物と出会い続ける。
今できること、まだやらないこと。
誠実に言えば、これは特定館の公式アプリではありません。担えるのは 公開データ(CC BY)で作った、遊べる収蔵品図鑑 まで。ある館の実データで本番化するには、その館との出典・画像利用の合意が前提です。この線引きを最初に博物館と共有することを前提にしています。
実データで遊べる図鑑
公開済みの収蔵品を写真クイズ+図鑑にして、子どもが本物に出会う導線を作る。出典表示・原典リンクつき。生成AIなし・オフライン。
公式化・画像権利・全件
特定館の公式サービスとして出すには、その館との合意が要る。画像・解説の利用条件は館ごとに異なる(例: 福岡市博物館は所蔵品画像の直接利用が不可)。全件・多言語・学芸員の追記は本番で設計する。
規模感。
「効果が出る」と言い切る数字ではなく、本番で実際に動いている事実を示します。数値は九州国立博物館の公開収蔵品での実測です。
実装スタック。
- データ: ColBase(国立文化財機構)収蔵品API から九州国立博物館の全収蔵品を取得
- 画像: ColBase の収蔵品写真を取得し、配信用にWebP2サイズへ変換(出典表示のうえ同梱)
- 正規化: 時代・素材を決定論で正規化し、単一の時代・素材が確定する資料だけを各クイズの対象に
- 答え合わせ: 名称・よみ・分類・素材からの決定論判定(生成AI・LLM不使用)
- 配信: 静的サイトをnginxで配信。実行時の外部通信ゼロ・記録は端末のlocalStorageのみ
出典は ColBase、利用条件は政府標準利用規約(第2.0版)で CC BY 4.0 互換。出典を明示のうえ画像・メタデータを再配布しています。判定は決定論なので 同じ資料に同じ答え——子どもに見せる一文字まで裏が取れることを重視しました。
館との進め方。
いきなり公式アプリにはしません。まず館の公開済みデータで手触りを確かめてから、範囲と権利を合意して広げます。主役は学芸員・教育普及担当から動かしません。費用・スコープは個別に確定します。
対話と範囲の合意(約1か月)
対象コレクション・出典/画像の利用条件・「公開する範囲/館が保証する範囲」を担当と合意。
公開済みデータで試作(約2〜3か月)
館の公開データでクイズ・図鑑を組み、子ども・家族の反応と学びの手応えを確かめる。
館の実データで本番化(約6か月)
学芸員のやさしい解説・追記、多言語、館内サイネージ連携などを設計。
定着と横展開(次年度〜)
他コレクション・他館へ。座組は「主体=館/伴走=allfesta/連携=教育委員会・学校」。
一緒に、祭を起こしませんか。



