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プレート運動シミュレーション

— 岩盤は計算できる。日付は計算できない

地表を覆う56枚のプレートは、球の中心を貫く軸まわりの剛体回転として、ミリ単位で記述できます。ここではその運動を実データで再現し、たまるひずみを積算し、そこから何がどこまで言えるのかを検証しました。結論を先に言うと——速度と確率は出せます。日付は誰にも出せません。

実際の画面
Target研究機関 / 防災 / 技術者
Category地球物理 / 研究ノート
Stage本番公開中
Format静的Webサイト(研究ノート)
01 / ISSUE

「予測できる/できない」の線は、どこにあるか。

地震の予測をめぐる議論は、「できる」と「できない」の二択で語られがちです。しかし実際には、プレートの速度はミリ単位で計算でき、確率も公表されている一方、日付だけがどうしても出せないという構造をしています。

その線がどこにあるのかを、公開データだけで一本のパイプラインを通して確かめた記録です。

02 / WALKTHROUGH

これは、実データで動く。

構想ではありません。本番URL(plate.dx-fukuoka.com)で読める状態です。

  • 剛体プレート運動: NNR-MORVEL56(56枚)
  • 沈み込み境界の形状: Slab2
  • 弾性変位: Okada (1985)
  • 地表速度: Nevada Geodetic Laboratory の GNSS 時系列、および海上保安庁の海底地殻変動観測(GNSS-A)
  • 同一のパイプラインを、9つの沈み込み帯に同じ条件で適用
03 / FINDINGS

検証できたこと、できなかったこと。

均質な極限では Okada の解と4桁まで一致しました。一方で、弾性層の厚さは陸上の測地観測だけでは原理的に決まりません——これは手法の未熟ではなく、観測の配置から来る限界です。

そこから、次の海底観測点をどこに置けば情報が増えるのかまで踏み込んでいます。

04 / LIMITS

これは防災情報ではありません。

本ページは公開データを使った事後分析と手法の検証記録であり、将来の地震を予測するものではありません。地震・津波の防災情報は気象庁の発表に従ってください。

掲載している確率は、地震調査研究推進本部が公表している値を手法検証のために再現したものか、過去データに対する事後検証の結果です。

05 / SOURCE

データの出どころ。

  • NNR-MORVEL56(プレート運動モデル)
  • Slab2(沈み込み境界形状・USGS)
  • Nevada Geodetic Laboratory(GNSS 時系列)
  • 海上保安庁 海底地殻変動観測(GNSS-A)・CC BY-NC 4.0
  • 地震調査研究推進本部(長期評価)
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